友達の結婚式の招待状が届いた時はどうしていますか。ご出席を丸で囲んで、自分の住所と名前を書いて終わりでしょ、結婚式には出席すると伝えてあるからメールの返信で大丈夫、なんて軽く考えていたとしたら、それは間違いです。結婚式は主催側も招待側も様々なマナーがあります。社会人として恥をかかないよう、これを機に覚えておきましょう。

返信はがきの裏面には、ご出席、ご欠席と印刷されていたら、出席の場合は、「ご」の字は二重線で消しましょう。バツ印で消したりしないようにします。出席の前に、「慶んで」、「喜んで」、「謹んで」などの文字を丁寧に書き足し、出席の下には「させていただきます」とつなげましょう。そして、「ご欠席」を全て二重線で消しておきます。

反対に、欠席の場合は、「ご出席」を全て二重線で消し、ご欠席の「ご」を二重線で消して丸で囲み、「ご結婚おめでとうございます」を書き添え、「せっかくのお招きですが…」、「申し訳ありませんが…」と都合がつかない旨お詫びの文章を入れましょう。理由は、喪中だったり、入院中だったり、先約があったり、など様々あっても、返信用のはがきで理由を細かく伝える必要はありません。新郎新婦の門出に水を差すような内容は極力避けます。最後に、御住所、御芳名とあるので、「御」と「御芳」も二重線で消し、丁寧に楷書で読みやすい字を書くように心掛けましょう。

広く余白があるようでしたら、「ご結婚おめでとうございます」の他に、「お会いできるのを楽しみにしています」、「花嫁姿が楽しみです」などのメッセージを入れるのが良いでしょう。表面は、宛名の下に「行」とありますので「行」を二重線で消し、様と横に書きましょう。最後に、宛名が新郎新婦の名前になっていても、返信はがきを取りまとめるのに他の人の手を借りることもありますので、あまりプライベートなことは書かないようにしましょう。