結婚式は少し前までは神前結婚式が主流でした。神前で行うようになったのは戦後になります。それ以前では人前式がよく行われてきていました。それは費用や日数も長くかかるような大変なことだったのです。

それを神前ですることで時間も数時間で終わることができ、結婚式を行う家族にとっても、また、参列する人達にとっても便利なものとなっていったのです。民主化が進んで伝統的なものへの関心が人の心から薄れていった中で厳かな雰囲気で行える神前での式へと変わっていったのです。それが昭和が終わる頃からチャペルウェディングへと、また、変化していきました。日本人の中でキリスト教が増えていったわけではないのです。

宗教に関係がなくても教会で結婚式をあげることを多くの人たちが望んでいました。それは日本ではない外国の伝統を求めた形になります。しかし、だんだんと、それもが魅力をなくしてきてしまっています。多くの人たちが望んでしているのには、ホテルやレストラン、ガーデン、専用の式場へとなってきて、結婚式の形態は神前式より教会式となっていきました。

今日、式を行うときの場所として求められているのは交通の利便性や、高いグレードを持った式場となります。また、式を挙げる日取りが集中してきていることがあります。式はチャペルで行うことを、憧れから選ぶようになってきているのです。そして特に花嫁の希望からウェディングドレスの着用を望む人が多いのです。