昔は、結婚するとなると、結婚式を華やかに行うといったことが普通でした。しかし、今ではそれを親戚関係だけに抑え、地味なものにするか、若しくは、結婚式自体を行わないといった形に変化してきています。地味な場合はともかく、式自体を挙げないといった風潮はいかがなものかと言われたりしています。結婚式は挙げた方が良いのでしょうか。

結論から言えば、結婚式は上げるべきです。披露宴も行った方が良いでしょう。その理由として、親戚の方々へのお披露目といったことが挙げられます。式典も行わず、ただ単に籍を入れただけとなれば、話は聞いていても果たして実際にお嫁さんはどの様な方なのかが理解できないといったことが生じます。

行く行くは、親戚の誰かが他界すれば葬式を上げることになるのでしょうが、その時に初めてお披露目といった形になるため、皆、親戚一同、驚かれる場合が多いと言われます。こういった事態を防止するためにも式典や披露宴は挙げておいた方が無難です。しかし、現在ではその様なことを言っていられる程の経済情勢、社会情勢ではなくなってきていることも確かです。所得が一頃に比べて相当下落している家庭が増加している中にあって、葬式まで地味に行う場合が多いと言われます。

実は、葬式こそ、地味に行って良いのではないかとも想定されます。大往生で亡くなられた方ならば、尚のこと、お祝いといった感じで一日で葬式を済ませるといった方が、親戚にとっても有難いのではないでしょうか。